リョーはコンペに出なきゃダメ!とずっと思ってました。その気持ちは今でも変わっていませんが、「ショーの魅力」は私の想像よりずっと素晴らしかった。ショーのために海外にいくなんて、これが最初で最後だろうと思っていたけれど、すでに来年の予定も考え始めている私です(笑)

5月2日
昨年11月、SOIツアーのチケット発売を前にして半分冷やかしで日程表を見ていて、GWに3つのShowが連続してToronto近郊で行われるのを発見。行くしか!というわけで友人を誘い(巻き込み?)チケット購入を決意。それからはや半年。(早くはなかったけど)いよいよ初の北米旅行に出発。
15:50、成田発。しかし、経由地のHoustonについたのは同日の13:45だった。今更ながら、時差って不思議な感覚。。時刻表によると、そこからTorontoまで約4時間…なのに、やけに到着が早い。なんで?! 英語のアナウンスも早くて、いまいち聞き取れない〜何かあったのかしら?でもみんな落ち着いているし・・と不安に思っていたら、何のことはない、HoustonとTorontoの時差を忘れていたのだった…ああ、びっくりした。おかげでTorontoについた実感もないまま現地いりしてしまった。まぁ、今日は空港のホテルに泊まるだけなので、カナダ観戦(?)旅行の本番は明日から! 明日に備えて早めに休もう。と思ってはみるものの、明日への期待と不安でなかなか眠れない。ショーはもちろん、すごく楽しみだったけれど、何しろ明日はショーの前にAY Board member との会合がある!英語にはまったく自信がない私は、果たしてまともにコミュニケーションが取れるのかしら?と不安で仕方がない。Laurieには一度ローザンヌで逢ったとはいえ、そんなにたくさん会話したわけじゃなかった。まぁ、今度は一人で挨拶にいくわけじゃなし、なんとかなるだろう、と思うことにして、とりあえず就寝。

5月3日
私にとって初の、ショーでのリョーをライブで観られる日。彼のスケートは3月に長野で観たけれど、当時はあまりに仕事が忙しかったのでフィギュア観戦をするには精神的に余裕がなさすぎた。今回の旅は、五輪から長野にかけて、1日しか休まず働いた、がんばった自分へのご褒美(…のつもり。チケットを買ったのはその前だけど)楽しもう!

天気予報では雨と曇りだったのに、Torontoは快晴!雲一つない空の下、バスで市内へ。Air Canada Centerが見えてきた時には、一瞬会合のことも忘れてワクワクした。
約束のホテルで、少し前にロビーで待つ。そわそわ。カナディアンの女性が最初に現れて、ごあいさつ…ナドしている間に、どんどんBoard memberがやってきた。次々に握手で挨拶をするけれど、名前と顔の一致が間に合わない。。しかし、事前にLaurieが言ったように、共通の趣味があれば何とかなるものだ!(本当か?) 最新のSTNや過去のリョー写真をたくさん見せてもらいながら、楽しく時は過ぎる。それにしても、こうまで同じ「ノリ」で会話が出来る(かろうじて)とは思わなかった。リョーのために散財人生を送るのも世界共通だねー。これほど海外の方を身近に感じたことは今までになかっただろう(笑)Laurieがメンバーたちとの記念写真(と、リョーとメンバーたちの記念写真)を見せながら、私たちに一人ひとり名前を紹介してくれる。でもやっぱり、顔と名前の一致が間に合わない…。それにしてもよく全員の名前と顔を覚えているね、すごいわ。Shariが私のHPの話題を振ってくれたときはとても嬉しかった、のに、いまいち会話が噛み合わず(凹)うぅ、ゴメンナサイ出直してきます…。
面白かったけど、やはり2時間は長かった。。いっぱいいっぱいの英会話(とさえ言えない低レベルな私)では無理があったわ…。緊張と冷や汗かき通しの2時間でもありました。
後々まで非常にお世話になった Canadian の Nicoletta が、翌日バスでハミルトン入りする予定の私たちを車で送ってくれるという。なんて親切な…初対面なのに(涙)
翌日の再会を約束して、会合は解散。
いざ、Air Canada Center へ!


Stars on Ice Show in Toronto!!


Air Canada Center はとても大きな会場だった。いわゆる「すり鉢状」のリンク、ってこういうことかー! なるほど確かに、3階席ははるか上空に霞んで見える(半分本当)確かに、落っこちそう。普段はNHLの会場になっているんだろうな。こんなところでアイスショーが観られるなんて、カナダはいいね。

席を探して歩いている時、先ほど逢ったmemberの数人が私たちに気付いて手を振った、1列しかないアイスシートから! そしてよく見てみれば、反対側のアイスシートにも見た顔が…。私だって発売開始15分でチケットを取ったというのに、7列だったのよー。。。Box Office や電話申込にはかなわないのね。やはり英語かっ?!……。 開場から開演までは、全ての会場で Stingの「Ten Summoner's Tales」がかかってました。誰の選曲でしょ?いい感じ(^^)

会場の照明が落ち、客席がライティングされ、音楽が流れ始める…。いよいよShowの開演! まるでコンサートみたい。会場全体の雰囲気が昂揚していくのがわかる。 暗かったリンク中央にスポットが当たったと思ったら、そこには美しいスピンを魅せる Lucinda Ruh が。幕開けは、ルシンダの次々と形を変えていくスピンから!

Superstar - Lucinda Ruh
Black Betty - All cast


ピンクの衣装に身を包んだ女性陣&赤いレザーパンツと黒のトップの男性陣との華やかなナンバー。女性陣の衣装が可愛くて素敵!と思いつつ目はどうしてもリョーを探してしまう。長野からわずか1ヶ月半なのに、リンクに立つリョーがものすごく嬉しい。グループナンバーのリョーには過大な期待はしていなかったのだけど(なんて失礼なファンだ)、しっかり馴染んで踊っていました。一人ひとり名前を呼ばれての紹介、リョーはカナディアンスケーターに負けず劣らずの大歓声を貰っていました。

男女ペアになっての動きでは、リョーはルシンダとのコンビが多かった。女性陣に胸をぐーっと押されて、一列になって後ろに手をつく男性陣(ちょっと仮面の男チック?)。3度のショーのうち、一度クリスティだったことがあったような気も…。(記憶ちがいかも)ダンサブルなオープニングナンバーは、友人にはかなり好評だった様子。私は、こんなふうに軽快に踊るリョーはどうも照れてしまう(何故…^^;)

引き続いて、女性陣だけが残っての次のナンバー。

Lady Marmalade - Kristi Yamaguchi, Isabelle Brasseur, Shae-Lynn Bourne, Jenni Meno
(パンフレットのCastには名前がないけれど、Lucinda Ruhも入っていた)

今回のツアーでひときわ私の目を引いたのが、Shae-Lynn の踊りの巧さでした。B&Kはとりわけお気に入りのダンスカップルというわけではなかったのだけど、意識は全然していないのに、気付くとシェイリーンを観ている。この女性陣の中に入っても、素晴らしく動きが綺麗なのがわかる。かっこいいぃ・・惚れてしまいました。このナンバーの最後で、ライティングのついた台を舞台裏の化粧室(?)に見立てて、女性スケーターたちのおしゃべりタイムの演出。「このあとどうする?」「私はデート!」「完璧な男ってどんなかしら?」「ホッケー選手!」(会場の笑い)・・などなど。詳細まで聞き取れず…。(会場の笑いの意味が解らないと切ない^^;)そして続いたナンバーは…

Tango (La Cumparsita) - Kurt Browning, Alexei Yagudin, Brian Orser

リョーがタンゴ! 出発前のレビューを読んで、とても驚いた。一体どんな振り付け&音楽(アレンジ)でタンゴを踊るんだろう!と、いろいろ想像していたけれど… 特別なアレンジもなく、古典的な La Cumparsita の音楽のそのままに乗って踊るリョーは −− 想像より遙かに素敵だった。

ゆっくりした動きで始まったTango。右足を軸に、両手を腰にあててくるり、と3度優雅にまわる。右足をあげてぽんとブレードに触れたあと、ふわっと両手を広げる。なんて綺麗に動くんだろう。この最初の動きだけで、私はこのTangoに魅せられてしまった。私自身はこの言葉を好んでは使わないんだけど、…すごくSexyだな、と思った。ほとんどリョーだけを目で追っていたと思うけれど、でもリョー1人ではなく3人だからこその素敵なナンバーだということもわかる。3人の動きがぴったりあっていた…かどうかまでは記憶にないが、リョーだけが浮くことも沈むこともなく、「3人で踊る」タンゴだった。途中、高いデスドロップスピンで歓声を浴びるリョー。他に派手なジャンプはなく(後半で3人そろった3tあり)流れるような動きの連なりのプログラム。片足を前方に高く掲げながら、3人で小さく円を描くように氷上を滑る。両手をのばして後ろ向きに滑っていく…。黒の上下(ボトムは微妙に縞入り)にサスペンダーの衣装が、このプログラムのクールでスタイリッシュな雰囲気にとても合っていると思った。氷にひざをついてくるりと回ったあと、両手を前に広げてピタっとフィニッシュ。……かっっこいいぃ。プログラム自体はかなり短めで、多分3分もないくらいじゃないだろうか。(自信なし) 見惚れてた……観ながらドキドキしてしまいました。。(あくまで私の感想ですので)
グループナンバーには振り付け師の名前がないので、誰かはわからず。Sandra Bezic かしら??

Load of the Rings - Todd Eldredge

今シーズンのトッドのプログラム。アマチュア生活を終えた彼のプロスケーティング。狭いショー用のリンクでも、彼の滑りはなめらかで綺麗でした。他の選手(リョー含む)の競技用プログラムはちょっと狭そうだな、と感じたのですが、トッドにはあまりそれは感じなかった。さすがです。

Michael Jackson Medley - Shae-Lynn Bourne & Victor Kraatz

大人気!B&Kの今季のプログラム。盛り上がりました、やはりカナダ。「In the closet」の部分がカットされたInterpritive Ver.(友人談)先ほどシェイリーンの動きの美しさに目を奪われたので、いつもよりじっくり魅入ってました。
彼らの代表作ですね。

Guitar - Kurt Browning

今回のSOIの中で、リョーを除いた一番好きなプログラムはと聞かれたら、私は迷わずこのカートの「Guitar」。(リョーは他との比較対象に出来ず…)
生でカートの滑りを観たのは初めてですが、TVで観ても素晴らしいと思っていたけれど、もう半分魂抜かれました(笑) ダンス、ステップ、ジャンプ、スケーティング、そして観客に対するアピール。どれを取っても、一流のプロ・スケーター。惚れました。またショーを観に海外に行きたいかもと思った理由には、彼の滑りをまた観たい、という気持ちもあったから。
ギターの弦をはじくようなビートの利いた音楽に乗せて、軽やかにステップ&ジャンプ。ジャンプも今でも綺麗で素晴らしいんですが、カートはなんといってもやはりステップ! 観客に「魅せる」ためのプログラムであることを充分に意識した、プロの作品、という印象でした。

Gold - Kristi Yamaguchi

滑らかな手足の動きがますます磨かれた印象のある彼女。プロフィギュアの時に滑っていたプログラム。SOIツアーはこれが最後になるという。(米ツアーも次が最後になるのだったかな…)でもプロフィギュアの時のコメントを聞いても、スケートは続けるのよね・・?

It Takes a Chair to Tango - Jenni Meno & Todd Sand

Christopher Dean が振り付けた、小道具に椅子を使ったプログラム。 Menoが椅子に座ったままデススパイラルされたり、スロージャンプ(ジャンプになっていないけど)されたりする。それがまた不思議にお洒落に見えるんだ。 私は Meno & Sand はプロフィギュアしか記憶になく、それもあまり印象に残っていなかったんだけれど(ごめんなさい)、今回特に Todd Sand がいろんなことをやっていて、強烈に印象に残りました(笑)

Never Tear Us Apart - Isabelle Brasseur & Lloyd Eisler

Isabelle Brasseur の真っ赤なミニドレスが素敵。ダイナミックなペア。
…ってこれだけか!すみません(^^;;

Overcome - Alexei Yagudin

唯一人、カートに「Four time World Champion, and Olympic Gold Medalist!!」と紹介されての登場、リョー。Laurieが、新しい衣装だと強調していたけど…確かに、タイトなトップに変わっているんだろうけれど…。よっぽどよく見ないと判らないわよ…。STNの新衣装よりこちらのほうが好きだけど、新衣装も観てみたかったな。
控えめの暗いライトの中心でリョーがポーズをとり、鼓動が鳴りはじめる。EXプログラムなのでもともと照明の中で始まることが多いけれど、ショーのライティングはまた特別に思えた。

海外ボードのレポートにもあったように、on the ice moveが増えていました。…文字で説明するのは非常に無粋な気がするんだけど(^^;。腕を立てるポーズが3回になっていて、そのあいだに背中にぐっと反り返る動きが入っていました。このHPの新しいTOPにもその写真を使っていますが、リョーのこのポーズは本当に綺麗。1度目は左手を掲げて、2度目は両手を反らせて。(STNのTOPページのGladiator写真もすっごく素敵じゃないですか?(^^))この日のリョーはジャンプがいまひとつ本調子でない様子でした。特筆すべきは、ストレートラインステップの後、ラストのスピンの前に新たに組み入れられていたバレエジャンプ!

Vanity Tango - Kurt Browning, Brian Orser, Todd Sand

こちらも Christopher Dean 振り付けの、小道具(いや大道具)を使ったナンバー。ライティングの施された台座(何と言うの?)を、撫でたり押したり引いたり、振り回したり、時にはくぐったり…と書くとなんだかヘンなプログラムに思えるだろうか…。不思議なプログラムですが、私はとても楽しめました。

Can Can - Kristi Yamaguchi, Isabelle Brasseur, Shae-Lynn Bourne, Jenni Meno, Lucinda Ruh

Because We Can - Kurt Browning, Kristi Yamaguchi, Isabelle Brasseur, Lloyd Eisler, Shee-Lynn Bourne, Victor Kraatz, Jenni Meno, Todd Sand, Lucinda Ruh


今度はセクシーな黒い衣装に身を包んだ彼女たち。色っぽく、かつ可愛く踊る女性陣の中に、突如乱入のCan Can おじさま達! ぐわ、Victor Kraatzまで入っているではないかー! まず最初にリョーがいないことを確認してほっとしてしまったのは、隣りにいた友人も同じだったハズ(笑)まだちょっとコレは辞めておいてねー(^^;(…と思っていたのにっ! なんと最終日のVancouverではリョーも Can Can を踊ったらしぃ。正直、フクザツ〜だけれど、どうせやるならゼヒとも観たかったっっ・・!!:本音)
ノリノリの会場(私が観た3日間ではTorontoはノリがイマイチだったけど)で、見目麗く素足(?)を揚げてステップ踏む男性陣。これぞエンターテインメント、なのね〜。

--- intermission ---

ACT IIへ