2002 European Figure Skating Championships Report(Japanese Only)

長い旅だったのに、もう帰ってきて2週間以上がたってしまいました。今度の旅は、嬉しいこともたくさんあって、本当に幸せな11日間でした。あんなに毎日、朝から晩までリンクにいて、自分でも「私はこんなにフィギュアスケートが好きだったの?」と驚いています。もう、リンクを見ているだけでも嬉しい。リョーが滑っていなくても。行ってよかった。現地では、様々な方に大変お世話になりました。個別にお礼を言えなかった方もいらっしゃいますが、この場を借りて、本当にありがとうございました!

ユーロはとても日程が長かったので、主にリョーに関するところだけのレポートにしています。他の選手にはあまり触れていませんが、ご容赦下さいませ。


1月12日(土)

2度目の海外観戦となる、ヨーロッパ選手権に出発。英語もほとんど出来ず、海外にも慣れていない私は、ローザンヌまでの一人旅が不安で仕方ない。成田でボーイングパスを受け取った時に、「乗り換えは初めてなんですけど、解りやすいですか? ガイドブックなどは見たのですけど」と聞いたら「ガイドブック等の通りにいけばいいです」と冷たい返事。少しも不安が減らないまま機上の人となったのだけど、やってみれば、何とかなるものだわ。乗り換えも、ジュネーブからローザンヌまでの電車も、何の問題もなく無事到着! 先に現地入りしていたkitaさん(仮名)によると、おおかたの選手も今日現地入りらしく、今日までの練習は寂しかったよ〜とのこと。明日の練習予定を確認して、その日は早めに就寝。

1月13日(日)

朝から男子の練習があったので、朝食を済ませてリンクへ。
ローザンヌの街からリンクまでは電車とバスを乗り継いで行くので、ちょっと面倒。行くこと自体はそれほど面倒でもないのだけれど、空き時間に気軽に戻れないので、一度リンクにいくとほとんど終日をそこで過ごすことになるのです。
リョーのいる第2グループは9:55からの練習だったけれど、少し早めにサブリンクへ。練習リンクは照明も暗めで、リンクと客席のあいだに透明のついたてがあって、ちょっと見にくい。それにしても、寒い!外も寒かったけどリンクもすっごく寒い。まだ試合も始まっていないので、お客さんも、ほとんどいなかった。入り口側で座って見ていたら、正面に米国人と思われる女性が一人。整氷時間にぐるっと回って声を掛けてみると、やっぱりLaurieでした。逢えてよかった(^^)

前のグループの時に、サーシャ君やクリムキンはアップしている所を見かけたのに、リョーの姿は見えず。コーチが来ていたので、来ないとは思わなかったけれど…練習開始になったら現れました。久しぶりのリンクに立つリョー、嬉しい。最初、コーチもこちら側にいたのに、いつのまにか反対側に回っていて、私のいる側は背面になってしまった。Winterの練習は、ステップのところを音楽に合わせてやっていました。そのあと3A、4-3-2などを跳んでた。一瞬、「仮面」のステップも。

そのままダンスの練習を午後まで見ていました。ダンスは見たい組がちょうど(?)バラけているので、長時間見ていても楽しい。

午後の練習、メインリンク。
やっぱり、リョーは練習開始直前まで姿を見せなかった。今朝はブルーのセーターに中は黒の上下だったけど、この時以降は間に茶色のベストを着てました。寒かったんだろうなぁ。午後の練習の時は、珍しい機会になるかもとサイド側から見てみました。本当は、「仮面」のストレートラインステップでこちらに迫ってくるリョーを見たかったんだけど、音楽がかかる前に流しているのを見ても、「グラディエーター」に間違いない。ええ!?グラ!?なぜ…驚きと疑問符でいっぱいの私。なぜ今…。リョーの番、リンク中央で両肩をかかえこむポーズ。でも音楽係が「仮面」をかけたので、訂正してもらっていました。やりなおしでグラ…がかかったんだけど、間が妙に長かったりして、最初のタイミングがずれてやりにくそうでした。グラディも、ステップを中心に音楽に合わせて。その後、4-3-3を跳んでました!タラソワコーチも拍手!(私も拍手!)でも、本人はなんだか元気がないような…というか、とってもナーバス。



リンクからの帰り道、リンク正面の関係者用バス停で、バスを待っているリョーに遭遇。というか、マヌケなことに私は全然気付かず(夜だし暗かったのよ〜)、kitaさんに言われなければリョーの真後ろをそのまま素通りするところだった。でもあまり元気がなく、写真を断ってました。強く断るっていうよりも、つぶやくように?Noって言ってた(ように見えた)。何がそんなに気分を沈めているの?プル君もいないのに。そうは思いたくないけれど、やはり「グラ」が彼をナーバスにしているのだろうか…。と心配で後ろ髪ひかれつつ、私たちはそのままその場を去ったのでした。


1月14日(月)

予選当日、朝の練習。サブリンク。
予選Aグループ第1滑走のリョーは、朝6:30からの練習で最初に曲がかかるはず。早起きして6時少しすぎにリンク到着。朝イチの練習では、お客さんもほとんどいない。スタッフらしき人を含めても、10人くらいいたかしら…。サーシャ君のアップは見たけれどやはりリョーはいない。今日はコーチもいない…。予選当日に練習パス?まさか。6:30になり、リョー(とクリムキンが来てませんでした)以外の選手が滑り始める。ウォームアップ時間も過ぎ、リョーがいないスケートリンクで大音響の「グラディエーター」が流れた。…不思議。頭の中では音楽に合わせてシーンが再生されているけど、リンクでは他の選手が滑っている。と、グラの音楽の途中からコーチがやってきて、リンクを眺めていた(多分、リョーがいないのを確認していた模様。メインリンクで6:20からイタリア組を含むグループのダンス練習があったので、コーチは多分そっちに行っていたんじゃないかと)。ぐるっとリンクサイドを歩いてきて、私たちの前に座った。3人目の音楽のころかな?やっとリョーが現れた。コーチの真後ろにいたので、そこに来たリョーの表情もよく見えたけれど、今日は穏やか。お、客席に向かって手を振った、笑顔だわ〜。(手を振られたのはLaurieでした。うらやましぃ:笑)今朝は、コーチや他の人とも笑顔で会話してる。昨夜のようなナーバスな印象はなくて、ほっ。

グラ…を頭の中でシミュレーションしなが、小さく振り付けて動いていく。ジャンプは、トゥループ以外を1回ずつ、3A-3t、ループを付けようとしてやめた?(ように見えた)。コーチのところで、ジャンプの踏切の練習を何度もしていました。リョーがリンクからふと客席を見上げたので、真正面にいた私は一瞬目があったんだけど、ビックリして、手を振ったときには目を伏せられていた…。うーん、ファンだとわかってもらえなかったか、残念。心の準備が出来ていなかったのよ(^^;
朝の練習は、他のグループにも出てきていない選手が多く、少々のアップという感じで去っていきました。

男子予選 Aグループ

ほんっとにギリギリまで出てこなかったので、かなり心配してしまった。コーチもいなかったし。最初に名前をコールされた時点でさえ、リンクサイドにもいなかったのだ!(あとで知ったけど、直前に会場入りしてたのね)
6分のアップのあとすぐの、第1滑走。もちろん、グラディエーター。ここでまたグラを見ることになるなんて。私は大好きなプログラムなので嬉しいけれど、複雑な気持ちだった。だって、なぜグラディ…にしたかが解らなくて。今度こそ最後かな…と思った。GWGを見に行った時も「これで最後かも」と思っていただけに、予想外のグラだった。(GWG時点では、もしかしたらファイナルに出ない可能性もあるかも、と思っていたのだ。今季は2つのプログラムを練習している時間がないのでは?と…)
ファイナルのグラ(見ていないけど)を期待したけど、構成はそんなに変わっていなかったと思う。ジャンプの順番は違ったけれど。最初の4tで手をついて、むりやり2lp(サルコウ?)を付けてました。ジャンプは、3lz、3A-3t、3f、3s、3lp、3t。最初の4tでのミス以外は、他のジャンプは綺麗でした。決して悪い出来ではなかったけど、素晴らしいという出来でもなかった。スタンディングオベーションも貰っていましたが…。ジャンプの失敗だけでなく、やっぱり、今のリョーにとってグラが「過ぎた」プログラムなのかな、と思えてしまう。ファイナルは違ったのかしら…。挨拶では、笑顔も見られました。キスクラでは、久しぶり(?)にタラソワコーチと二人で並んでの図。やはりこの構図が私は安心するわ。。なんとなく。二人で色々話していました。(モロゾフは来ていなかった)

5.7 5.7 5.7 5.7 5.7 5.8 5.7
5.8 5.8 5.8 5.8 5.8 5.7 5.8

予選Aの第2グループの時、客席でTVカメラ付きのインタビューを受けてました。どこの放送局かな。(日本で放送されないことは確かだね…)そのあとしばらくして、去って行きました。予選Bのサーシャ君のときは、タラソワコーチがリンクサイドで見ていました。 サーシャ君、すごく良かったです。多分ノーミスだったのでは。クリムキンも、とっても良かった! 一度ちょっと手をついてしまったけど、ジャンプやステップと関係ない間のところだったので(多分)、ミスというほどでもないのでは? クリムキンは何度か生で観ているけど、これほどいい出来なのは初めてみました。ちなみに彼とリョーだけが、予選とフリーで別のプログラムを滑ってました。

Men - Qualifying Free Skating A / Results
1 Alexei YAGUDIN RUS
2 Ilia KLIMKIN RUS
3 Ivan DINEV BUL
4 Stephane LAMBIEL SUI
5 Gabriel MONNIER FRA

Men - Qualifying Free Skating B / Results
1 Alexander ABT RUS
2 Brian JOUBERT FRA
3 Dmitri DMITRENKO UKR
4 Frederic DAMBIER FRA
5 Andrejs VLASCENKO GER

男子予選が終わり、ペアSPまで時間があったので、この間に何か食べ物を買っておかなくては!ということでリンク近くのスーパーへ行くことに。リンク前のバス停で、またもバスを待っているリョーに遭遇。競技の合間の時間帯で人気もあまりなかったので、今度は私も気が付いた。思い切って声をかけると、とってもにこやかに対応してくれた。よかったー。そしてすっごく寒そうだった。(モスクワは大寒波だったのじゃないの?それに比べればローザンヌは随分マシなのでは、と思ったけど…そういう問題じゃないのね。寒がりなんだねー)あまりにも寒そうだったので、kitaさんが持っていたホカロンを手渡すと、ちょっと驚いて喜んでいた。日本のお友達から預かった手紙などを渡して、念願の!握手をしてもらい、「がんばってね!」と伝えた。彼は小さく「スパシーバ」といい、そして「ありがとう」と言ったのだった、日本語で! これは本当に嬉しかった。私が嬉しさのあまり動揺して、背後の段差にコケそうになるところまで見られ、ちょっと驚かれたのだった…(恥)
予選で第1滑走だったせいもあってか、あまり得点が高くなかったのでちょっと心配していたんだけど、元気そうな様子でよかった。明日のショートもがんばってね!!

ペアSPは、トトミアニナ&マリニンが1位、ペトロワ&ティホノフ、アビドボル&ベルナディスと続いた。競技自体は楽しく見ていたんだけど、朝6時からリンクにいてペアSPが夜10時まであったので、けっこう疲労していてあまり記憶が…。リョーはペアSPの時も着替えて見にきていて、トトミアニナ達の時に関係者席でたった一人でスタンディングオベーションしていました。これは全日程を通して、彼は関係者席では数少ないスタオベをする観客でした。見ていると、自分に正直にスタオベしてるな…という感じ。(あたりまえ?)
この日が一番長くリンクにいた日でした。ホテルに戻った頃にはかなり疲れていたので、そのまま就寝…するつもりが、kitaさんと深夜までリョー話に花を咲かせてしまったのだった。

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